ワクチンの効果・副反応

Effect etc.

ワクチンを接種することで得られる効果と、
接種に伴って起こりうる副反応について解説します。

3回目接種の必要性について出典:厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

感染予防効果等は時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが、様々な研究結果等から示唆されています。
感染拡大防止・重症化予防の観点から、追加接種することとされました。

感染予防効果 2回接種後1か月以内 5か月以降
全年齢(12歳以上) 88% 47%
16-44歳 89% 39%
45-64歳 87% 50%
65歳以上 80% 43%

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3回目接種の効果について出典:厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

3回目接種を行わなかった場合と比較して、感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があります。
イスラエルで実施された、ファイザー社のワクチンの接種後の情報を集めた研究では、追加接種した場合における入院、予防効果の比較になります。

入院予防効果 重症化予防効果 死亡に対する予防効果
93% 92% 81%

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オミクロン株に対する初回(1回目・2回目)接種による発症予防効果は、デルタ株と比較して低下するものの、追加接種により回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果と比較すると保たれており、追加接種で回復することが報告されています。
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新型コロナワクチンの副反応について出典:厚生労働省「新型コロナワクチンQ&A」

2 回目の接種後と比較して有害事象の発現傾向は概ね同様であると確認されています。
初回(1 回目・2 回目)接種時と比較して、「リンパ節の腫れ」の発現割合が高い傾向にありますが、ほとんどの場合が軽度であり、発現後短期間で治まっています。
最新の副反応に関する情報は、厚生労働省のページをご参照ください。

ファイザー社ワクチン
モデルナ社ワクチン

~ワクチンごと異なる臨床試験の結果であり、単純に比較はできません~

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※新型コロナワクチンは、臨床試験(第Ⅲ相試験)で、有効性と安全性に関して厳格な評価が行われた後に承認されています。その上で、効果の持続性等を確認するために、臨床試験の一部が継続されています。

まれに起こる重大な副反応として、アナフィラキシーがあります。万が一の場合に備えて、接種後15~30分は必ず接種場所で体調確認をお願いします。

※「アナフィラキシー」とは、じんましん、唇やのどの腫れ、咳、吐き気などのアレルギー症状のうち、2つ以上が短時間で急激に現れる状態のことです。

<小児(5~11歳)接種について>

必要性について

小児においても中等症や重症例が確認されており、特に基礎疾患を有する等、重症化するリスクが高い小児には接種の機会を提供することが望ましいとされています。また、今後様々な変異株が流行することも想定されるため、小児を対象にワクチン接種を進めることとされました。
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効果について

5~11歳の小児においても、デルタ株等に対して、中和抗体価の上昇や発症予防効果が確認されています。
米国で5~11歳を対象に実施された臨床試験の結果によると、5~11歳でも、16~25歳と同程度に抗体価が上昇し、有効性が評価できるとされています。また、中和抗体価の確認後に行われた解析において、新型コロナウイルスに感染歴の無い人を対象に、2回目接種後7日以降の発症予防効果を確認したところ、90.7%であったことが報告されています。

※これらのデータはオミクロン株が流行する前のものであり、小児における、オミクロン株に対するエビデンスは必ずしも十分ではありません。

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副反応について出典:厚生労働省新型コロナワクチンQ&A

12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、殆どが軽度又は中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。

主な副反応

1回目
2回目

1)Hause AM, et al.:COVID-19 Vaccine Safety in Children Aged 5–11 Years — United States, November 3–December 19, 2021.MMWR Morb Mortal
Wkly Rep. 2021 Dec 31;70(5152):1755-1760. (最終閲覧日2022年2月28日)

2)厚生労働省:ファイザー社の新型コロナワクチンについて コミナティ筋注(コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2))試験の概要(最終閲覧日2022年2月28日)

心筋炎・心膜炎のリスク

5-11歳の男性における新型コロナワクチン接種後の心筋炎の報告率は、12-15歳及び16-17歳の男性における報告率より低いと報告されています。

男子 100万回あたり
女子 100万回あたり

出典:2022.1.5 ACIP MeetingCOVID-19 vaccine safety updates:Primary series in children and adolescents ages5.11 and 12.15 years, and boosterdoses in adolescents ages 16.24 years

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※なお、長期的な影響については、現時点ではわかっていません。新たな知見が集積され次第、速やかにお知らせしていきます。

更に詳しく知りたい方

厚生労働省では、今まで報告された新型コロナワクチンの副反応疑い報告など、公開されています。 ワクチン接種後には、接種と因果関係のない偶発的な事象も生じるが、因果関係が不明な場合も含めて、副反応を疑う事例として広く収集し、評価の対象とされています。

また、厚生労働省の分科会や審議会において、
ワクチン接種順位や有効性・安全性等について議論されています。

接種後に副反応が起きた場合の救済制度

一般的に、ワクチン接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)は極めてまれです。
しかし、健康被害が発生した場合に備えて救済制度が設けられています。
この新型コロナワクチン接種についても適用されます。
予防接種健康被害救済制度(厚生労働省)

ワクチンの総論

ワクチンの効果

ワクチンを接種することでその病気(ウイルスや細菌)に対する免疫が作られ、病気になりにくくしたり、重症化を予防することができます。また、多くの人が接種を受けて免疫を獲得していると、集団の中に感染者が出ても「集団免疫効果」によって感染が広がらず、流行を予防できます。さらに、ワクチンを接種することができない人を守ることにもつながります。

ワクチン接種の役割

大きく分けると「個人を守る」、
「社会を守る」ことの2つの役割があります。

自身が病気にかからないようにする

ご自身が病気にかかっても症状が軽く、重症にならないようにする

身近な人に病気をうつすことを防ぐ

ワクチン接種の役割

ワクチンの接種後には、免疫ができるなど効果をもたらす一方で、 まれに効果とは別の現象「有害事象」が現れることがあります。
有害事象と副反応はどちらもワクチン接種をしたあとに起こった症状に対して使用される言葉です。
ワクチンの接種と因果関係が認められたものを「副反応」といいますが、しばしば混同されたり、誤解されて使用されていることがあるため注意が必要です。

ワクチン接種後に起こること

効 果
ワクチンを接種して免疫ができること
有害事象
接種後に生じたすべての
好ましくない出来事

※ワクチンが原因ではないことも含む

〈例〉

ワクチン接種の翌日に自転車にぶつかってけがをした。

副反応
「効果」以外でワクチンが
原因となって起こること

〈例〉

発熱、注射を打った箇所の痛みなど

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