2023.12.26
武田社(ノババックス)ワクチンの接種終了について

武田社(ノババックス)ワクチンの接種は令和5年12月25日(月曜日)をもって接種が終了となりました。


令和5年9月20日以降の接種について

武田社(ノババックス)の従来ワクチンも、令和5年秋開始接種に位置づけられました。

初回接種(1回目・2回目)が完了している方は、接種が可能となります。

 

ワクチンの種類

ノババックスワクチンは組換えタンパクワクチンであり、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で、免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。本剤の接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。

組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり、B型肝炎ウイルスワクチンなど、他のワクチンでも使用実績があります。

接種対象者

・初回接種(1回目・2回目接種):12歳以上の方

・追加接種(3回目接種以降):12歳以上の方 (令和5年3月8日以降)

 

 

接種回数と接種間隔

◯初回接種

  • 1回目の接種後、通常、3週間の間隔で2回目の接種を受けてください。
  • 接種後3週間を超えた場合は、できるだけ速やかに2回目の接種を受けてください。
  • 1回目に本ワクチンを接種した場合は、原則として、2回目も本ワクチンの接種を受けてください。

◯追加接種(3回目以降)

  • 前回の接種完了から6か月以上経過した方から、接種を受けてください。
  • 1回目や2回目の接種に用いたワクチンの種類に関わらず、本ワクチンの接種が可能です。

 

有効性について

新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
本ワクチンの接種を受けた人は、受けていない人よりも、新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。
初回接種における臨床試験の結果、オミクロン株が流行する前のデータではあるものの、臨床試験を通じて、約90.4%等の発症予防効果が確認されています。また、オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの、接種により中和抗体価が上昇したとの報告があります。
追加接種については、オミクロン株が流行する前のデータではあるものの、18歳以上を対象に実施された臨床試験では、本剤の追加接種から28日後の中和抗体価は、本剤の2回目接種から14日後の中和抗体価よりも約4倍高く、一定の有効性が期待できるとされています。初回(1回目・2回目)接種で本剤以外のワクチンを接種し追加接種で本剤を接種(交互接種)した場合の知見は現時点で限られていますが、海外で実施された試験では、日本で薬事承認されている接種間隔と異なることに留意する必要があるものの、交互接種においても抗体価が有意に上昇したことが報告されています。また、オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの、本剤を3回接種することで中和抗体価が上昇したとの報告があります。
ただし、追加接種を受けても、発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず、引き続き、適切な感染防止策を行う必要があります。

 

 

安全性について

 主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。また、まれに起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
万が一、ワクチンの接種によって健康被害が生じた場合には、国による予防接種健康被害救済制度がありますので、お住まいの各自治体にご相談ください。

臨床試験の概要については、「さらに詳しい情報」をご覧ください。

 

詳しくは、厚生労働省ホームページをご覧ください。

 

武田社の新型コロナワクチン接種について(追加(3回目)接種用)[PDF:805KB]

武田社の新型コロナワクチン接種について(初回(1回目・2回目)接種用)[PDF:793KB]別ウィンドウで開く

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